昨年の年末に、タイに2週間だけバックパッカーした時の話です。
タイの首都バンコクでの滞在中、一食100~140円で、グリーンカレー、目玉焼き付きチャーハン、チキンライス、カオソーイ、パッタイなどなどの超絶うまいローカル料理が食べられるので観光せず、ずっと何か食べてばかりいました。
その時食べた料理がこんな感じ。
もう、本当に、これらの料理を格安で食べられることだけでここタイに来た意義が十二分にありました。タイの寺院とかはこれっぽっちも興味なかったので、基本行く場所が定食屋、フードコート、スーパーマーケット、市場の4種類だけでした。
しかし、滞在して1週間もすると流石に何も観光せずに帰るのはもったいなさすぎるので、何か一つだけでも観光名所をみたいという欲が湧いてきました。といっても、ガイドブックに載っている場所やツーリストインフォメーションで紹介されるアクティビティーには興味がない。さて、どこにいこうかなぁ・・・
ゲストハウスのロビーで寝転がりながら30分ほどいろいろ調べていると、なにやら、すごくアウトローな感じの郷愁たっぷりのウォンウェイヤイ駅というタイ国鉄の駅がチャオプラヤー川の西側にあるらしい。すごく魅力的に思えたので早速、市内バスで向かってみました。
到着です。最寄りのバス停からは5分ぐらいかかりました。
構内に入っていきます。電車待ちの人はまばらにいました。この日も日中は30℃近くあり、ベンチの大理石のヒンヤリとした感じが気持ちいいです。
券売機はなく、窓口のみで買うシステムです。左奥手におじさんが座っているように、待合室がありました。なかに入ると、冷房がすごく効いており居心地よかったです。でも、電車待ちの人はこの待合室に入らず、暑苦しい外のベンチでずっと電車を待っていました。地元の人にとっては、これしきの暑さは取るに足らないということでしょうか?
もうすこし、構内を奥に歩きます。
左手がウォンウェンヤイ駅のプラットホームですが、ご覧のとおり、完全に地元の人の市場になっていました。あやしげなペンダントから、飲料水までいろいろ売っていました。
ふと気づくと、線路にゴミが結構落ちてます。食べさしっぽいものも捨ててあり、鳩さんがそれらをついばみにやってきます。こういう光景って、ずっとみてられるなぁ~。
その食べさしにつられて、野良犬もやってきました。
この写真のように線路をまたいですぐ家という光景は日本の江ノ電で見たことあったのですが、これはさらにその上をいく家と線路の近接度でした。ここまでいくと、もう、なんか線路が家の前の庭のオブジェクトに思えてきます。
ウォンウェンヤイ駅をみてて思ったんですが、線路や駅は街に溶け込めば溶け込むほど魅力が増すんだなぁと思います。
タイでは、他にも面白いものを見てきたので、別の記事でそれらを書こうと思います。
では、また!